Srectral GL – a collaborative, real-time visual instrument –
●タイトル:Srectral GL – a collaborative, real-time visual instrument –
●カテゴリー:トーク、パフォーマンス
●主催:CS-Lab
●企画者 :沖啓介
●日時 :12月1日(木)開演17:00~20:00
●場所 :東京造形大学12号館201(レクチャールーム)
●内容:
コミュニケーションテクノロジーと人間の対話を通してのよりよい芸術の探究
サウンドと映像のワークショップをする本田素子さんとジェシー・ギルバートさんを招きます。
ゲスト:
本田 素子
横浜市生まれ、仙台市育ち。カリフォルニア芸術大学院の作曲/演奏家課程、アフリカンアメリカン即興音楽専門で卒業後、ロサンゼルスに在住し、ピアノ、エレクトロニックス即興作曲演奏家、サウンドアーティストとして活動している。アコースティックピアノとエレクトロニックスの統合を計ったソロ演奏や、アーティストやダンサーとのコラボレーション、プリペアードピアノやコンテンポラリー音楽の演奏、バンドリーダーとして知られている。
同大学院ではマルチパフォーマンス過程、ピアノ、キーボード科に奨学金で入学、TAとして教鞭も握ったが、先進的音楽のレジェンドである トランペッター、Wadada Leo Smithに抜擢され、演奏作曲課程に移行した。ジャズのあらゆるスタイルや、アフリカン、インディアン、イ ンドネシア音を含めたワールドミュージックも学習し、クラシカルのテクニックと融合させ独特な音楽世界を創り出す事で知られている サウンドアーティストでもある。現在UCLAで映画音楽作曲の研究にも携わって
いる。
4歳からピアノ、音感教育を初め、中学生時代から宮城学院大学音楽科付属の音楽教室に所属。専門課程生として認定され、石橋ときわ女史、古賀?子女史のもとで、徳丸聡子教授(桐朋学園)、弘中孝教授(東京音楽大学)にも師事を受けた。19歳で渡米、カンサス州でピアニスト、ロバート ムーリング氏に指示を受けながらクラシカルコンサートピアニストとしても活動を開始。大学卒業までにはコンチェルトのソリストとして、室内音楽家として、ヨーロッパ、アメリカ国内で、数々の演奏を行った。その後カリフォルニアに移住、大学院を卒業後は即興演奏、プログレッシブジャズ、コンテンポラリー作品の演奏を中心に活動している。
ジャズクラブの老舗、Jazz Bakeryでのバンドリーダーとしての演奏や、レジェンド的音楽スポット、Club Rocco や Cafe Metoroplでの数々の演奏、Angel City Jazz Festival, Los Angeles Creative Music Festival, Asian American Jazz Festival 等の大規模なフェスティバルでの演奏も行って来た。エレクトロニックスとアコースティック混合の専門家としてはInternational Spark Festival, Boise Creative Music Festival, Out Sound Music Summit 等でも演奏を派たし、マルチメディアパフォーマンスではカリフォルニア現代美術館主催の音楽会に招待を受けて、REDCAT/Disney Hallでの演奏も行った。Barnsdall Gallery Theater、John Anson Ford Theater 等、大きなステージでのダンサーとのコラボレーションでも著名である。
ロサンゼルスタイムスやロサンゼルスウェイークリーのトップピックとして数々取り上げられてきたのと同時に、同誌の専属でもあった音楽評論家グレッグ バー ク氏にも、”ユニークで最も情熱的である”、“空気を彩る”、”ミューズの化身のようである”と評された。 ジャズ、即興演奏界の大物であるWadada Leo Smith, Vinny Golia, Jeff Gauthier, Alex Clineと肩を並べると同時に、パンク音楽界のレジェンド、Mike Watt や、ロック界のレッドホットチリペッパーのフリーとの共演も行った。クラシカルピアニストとしては、Los Angeles PIano Unitでのソロ、2台ピアノ演奏を中心に、様々なピアノ音楽を紹介するコンサートを行っている。教育面では、NPOであるAngel City Arts の教育部門のもとで、斬新な音楽鑑賞プログラムの制作を中心に、子供から大人までの即興ワークショップ等も含め、芸術、音楽文化発展に貢献している。
オフィシャルウェブサイト http://www.motokohonda.com
ジェシー ギルバート(Jesse Gilbert)
ジェシー ギルバートは、カリフォルニア芸術大学(California Institute of the Arts)を卒業後、同校のフィルム/ビデオ科で、情報技術、デジタルメディア部門アソシエートディレクターとしてインターアクティブソフトウェアの制作などを教えながら、2007年には”Dark Matter Media LLC” を設立、サウンドデザイン、マルチチャネル音声環境システム等の制作、ライブパフォーマンスの為の柔軟性のあるシステム開発、さらに演奏家、アート、エンターテイメント業界のコンサルテーション等も行ってきた。ギルバートの最新プロジェクトはインターアクティブ平面3D音楽映像化ソフトウェア”Spectral GL”の開発、発展であり、2011年からはWoodbury Universityのメディアテクノロジーの学科長として就任している。
ギルバートのコラボレーションとソロプロジェクトはアメリカ国内、そして海外でも認められ、National Endowment for the Arts, Eyebeam Atelier, The National Perforance Network, Studio for Creative Inquiry (Carnegir Emllon), The Jerome Foundation, Creative Capital, Markle Foundation, the Beall Center for Art & TEchnology, Banff Centre for the Arts, The Montalvo Arts Center等からの助成、サポートを受けると共に、Ars Electronica(オーストリア), Museum of Contemporary Art(ロサンゼルス), Fargfabriken(ストックホルム), Laboral Centro de Ate, Engine27(ニューヨーク), New Museum, net.congestion(アムステルダム), Whitney Museum(ニューヨーク), PORT(MIT, ボストン) 等を含めた会場での公演を行ってきている。2011年12月には”スペクトラルGL”の開発に関し、権威的存在であるワールドテクノロジーネットワークによって、世界技術賞のファイナリストとしてノミネートされた上、新しい研究員として承認された。