ゲスト講師:福尾匠「今、美術にとって言葉とはなにか」
[ゲスト・レクチャー]
12/10(火) 18:30-20:00
《今、美術にとって言葉とは何か》
ゲスト:福尾匠
美術をめぐる言葉にはどんな種類のものがあるでしょうか。広報、ステートメント、キャプション、作品内のナレーション、指示書、研究、批評、感想、脅迫など、挙げればきりがありません。とりわけ近年は、SNSの普及により作品を置き去りにして言葉だけが状況を空転させるような傾向が見られます。美術にとって言葉とは何かということについて、今回はとりわけ「批評」という観点から考えてみたいと思います。
— 福尾 匠(ふくお・たくみ)
1992年生まれ。現代フランス哲学、批評。横浜国立大学博士後期課程、日本学術振興会特別研究員。著書に『眼がスクリーンになるとき——ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』』(フィルムアート社、2018年)がある。