「映像と見ることとそのまわり」 津田道子 レクチャー
9.21(水) 16:50~ CSLABにて
われわれが普段当たり前のように目にしている様々な映像が映像として見えていること、
その原理にふれる作品を制作しているアーティスト、津田道子さんのレクチャーを開催します。
モニタやグーグルストリートビュー、ビデオカメラ、ウェブカム、鏡など様々なメディアを扱った彼女の作品では、シンプルな状況設定や計算された演出など見ることのしくみの組み換えによって視覚が揺らぐような感覚に遭遇します。
本レクチャーでは、様々なメディアを通して「像が映っている」という現象に付随する、諸々の問題や発見について探求している彼女の視点を通して、映像というメディアを捉え直すことを目的に、彼女の代表的な作品だけではなく、学生時代の作品や発表に至らなかった失敗した作品も紹介し、普段アーティストとして考えていることから作品に至る道筋を開示していただきます。
映像について考えつつ、それに対するアーティストの生々しい思考の在り方を知る機会となります。
1980年神奈川県生まれ。神奈川にて制作、活動中。
2013年 東京芸術大学大学院映像研究科博士課程修了。(博士:映像メディア学)
主な展覧会に「GEODESIE」(モントリオール、2013)、「media/art kitchen」(バンコク、2013)、「配置の森の住人と王様」(東京、 2012)、
「ヨコハマ国際映像祭2009」 (神奈川、2009)、「International Symposia for Electronic Arts 2009」 (ベルファースト、2009)、「version beta」(Center for Contemporary Image / ジュネーブ、 2008)、「Leonardo Art/Science Student Exhibition」 (Berkeley Art Museum / バークレー、 2008)、「Pocket Films Festival 3e」 (ポンピドゥーセンター/パリ、2007)など。 現在、ICCインターコミュニケーションセンターにて開催中の「オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス」に《あなたは、翌日私に会いにそこに戻ってくるでしょう。》を展示中。