「この問題は自動的に修復できません。今すぐ環境設定を最適化しますか?」

>> 16/02/13 1:08 PM up

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言葉と行為は形を残しません。
弱くて脆く、尊い活動を残すためには人々は共に活動し、 共に語る空間を作り、記憶を共有すると古代ギリシャ人は解決しました。 他人の目の前に自らの正体を現す“出現/アピアランス”です。ここでは新しい民主主義を提言したSEALDSや、記憶装置としての靖国・靖国神社的なものとは異なる方向から“言葉と行為”を残すための提案を掲げます。

学校の中のオルタナティブを掲げるCSLABは、すでに機能している公的機関の中にオルタナティブを生み出す矛盾を孕んでいます。しかしこの空間内には小山小屋の試みのように有機的に活動が発生し、矛盾から秩序が派生しました。まるで組織化された記憶を持続させるために、自然過程を創造しているかのようです。

この空間で、今回紹介する“言葉と行為”の活動の数々は記憶の領域に留まらず、多様なメディアと表現を用いて観る者の想像や考察を促します。 ここから次なる場面を引起こすための仕掛けとして、イベントを展開します。

『この問題は自動的に修復できません。
今すぐ環境設定を最適化しますか?』

日時 2016年3月12日(土)
場所 東京造形大学 CSLAB
時間 13:00~17:00
協力 CSLAB 小山小屋

川久保ジョイ
二十二会
関真奈美
井芹真紀子
柳澤望
タウンミーティング
CSLAB
西村有未

川久保ジョイ|Yoi Kawakubo
スペイン生まれ。2003年に筑波大学大学院中退。風景の普遍性や写真行為の形而上学性を探求した平面作品や、エネルギー問題、歴史性、物語性や認知論を主題とした空間インスタレーションを主に製作する。近年の主な展覧会に「To tell a (hi)story」(Husk gallery、ロンドン、2015)、「VOCA2015」(上野の森美術館、2015)などがある。2015年VOCA展大原美術館賞、第10回shiseido art egg入選等の受賞がある。

二十二会
渡辺美帆子と遠藤麻衣による演劇ユニット。劇場やオルタナティブ・スペースにおいて、演出家と俳優、あるいは鑑賞者との関係について問うような演劇作品の発表を行っています。主な発表は「へんなうごきサイファー」(千住フライングオーケストラ/足立市場,東京,2014)、”Cut Piece”(N.N.N.5/STスポット,神奈川,2014)、「二重にたぶらかす」(blanClass,神奈川,2014)、「目に殴られた」(22:00画廊/東京,2014)。

関真奈美|Seki Manami
事象を式に見立て、他の形式へ変換・接続する等の活動をしています。
1990年東京都出身。2013年武蔵野美術大学彫刻学科卒業。
主な活動歴「他人の話を聞くようにして考えてみるきかい/運び屋」武蔵野美術大学優秀作品展(2013)、「boy meets cow」引込線2013 ゼミナール給食センター(2013)、「陳列の眺め」blanClass(2014)、「かつてとの遭遇」CCC静岡市クリエーターセンター(2015)http://manamiseki.flavors.me/

イベント内容紹介:
路上で展覧会をするためのエクササイズの第二回目として、第一回目の「ハードウォッチング」にて街のなかで採集された現象・出来事・オブジェクトを、会場にて異なるハードウェアに入れ直し、展示します。出現/展示の方法を、ハードウェア・ソフトウェアの区分けをどう扱っていくかを焦点に、いくつかの方法を試します。

ハードウォッチング:街の中で風景のように組み合わさった事物を参加者各々の観察から収集し、現象の分類をする遊歩、談話のイベント。タウンミーティング#26、2016年1月30日新宿にて催行。http://hardwarewatching.tumblr.com/

※ここでは「ハードウェア」「ソフトウェア」の用語を下記のように使用しています。
ソフトウェア:ハードウェアをうごかすための動作手順や約束ごと(非物質的要素/内容物/システム)
ハードウェア:ソフトウェアによる制御があってはじめて、有機的にはたらくもの

井芹真紀子|Makiko Iseri
東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程
専門はフェミニズム・クィア理論、障害学、身体論、カルチュラル・スタディーズ。「痛み」や「病」の経験と身体境界をめぐる問題について興味があります。

イベント内容紹介:
本報告では、自己の物理的生存を脅かすような「病む身体」の経験を、80年代エイズ・アートの系譜に位置づけられるFélix González-Torresの作品を手がかりに考える。80年代のエイズ危機は(身体)境界の侵犯や越境という、クィア理論がその成立当初からとってきたひとつの方向性の起点となる一方で、それは痛みや急激な衰弱を伴う「病」の経験であり、また「死」の共有(不)可能性がもたらす「超えることのできない断絶」として現れる〈身体〉の経験だったのではないだろうか。身体境界や感情/感覚、衰弱(infirmity)と時間性など、様々な観点から議論を行いたいと思っています。

柳沢望|Nozomi Yanagisawa
法政大学大学院の人文科学研究科で哲学専攻に通って博士課程までベルクソンを専攻。研究をしながら、Cut In などに舞台芸術の上演評を寄稿した。Die pratz「ダンスが見たい!」フェスティバルの運営に参加したりもする。大学院退学後、業界紙などで働いていた頃は、劇評サイトWonderland などで劇評を書いていて、そのあと、東京アートポイント計画や飯田市美術博物館で、ほんのすこしだけ文化行政に関わる。現在は、ケアスタッフとして働きながら、シェア大学/無知な大学の流れでいくつかのオンライン読書会を行っている。直近の論考に「「劇は使える」という限定解除 ―『2013使えるプログラム記録集』から」(http://www.wonderlands.jp/)、「『翠星のガルガンティア』 ヒトの形と論理のドラマ」(『Fate/Plus 虚淵玄 Lives 〜解析読本』)、「本末転倒というコンセプト ーその物語とドラマ」(『Instant Scramble Gypsyができるまで』)など。

イベント内容紹介:
「トーク・ラウンジ 哲学と教養の間で」
作家活動をされている方を含め、特に研究をしているわけではない一般の方々と、プラトンやメルロ=ポンティなどの哲学の古典を読む会を細々と続けてきた立場から、社会のあり方が根本的に変容しようとしている現在、本を読みながら考えるという営みにいったい何が求められているのかについて、古代ギリシャに思いを馳せ、近頃の思想の変遷などにもすこし目を配ったりしながら、この機会を共にしてくださる方々と、ざっくばらんに語り合ってみたいと思います。

自分が哲学書の読書会を続けている理由、その原動力はどこにあったのかを振り返ってみると、将来に向けて何かのヒントをシェアできる機会になるかもしれないと思います。
とりあえず、次のような話題を提供してみようかと考えています。
この辺りの糸口から、書物というメディアを共有する作法を探ってみましょう。
哲学書を読むことを登山にたとえてみる。
誰かと共に考える、ということはどのようにして可能なのか?
思考の道具箱を整えてみる。
ソクラテス的な対話では、何をしているのか?
哲学は、引きこもっていてもできる。
プラトンのライバルだった人の話。
教養と哲学が背反する場合もある。
福田定良が実践した、話し合いの哲学。

タウンミーティング
2013年4月6日 発足。街の中で何かについてミーティングをします。岡本聡子、鷲尾蓉子によるワークグループ。2008年に学生主催の“美術教育が日本で初めて行われた場所で美術教育について考えるイベント「放課後のアトリエ」から展開する。公私の境目で発言や発表ができる場を模索してゆく。口述による記憶装置、住み開き、パフォーマンス、リーディングイベント。 http://talking-about-townmeeting.tumblr.com/

イベント内容紹介:
タウンミーティング#27「ツアリズム」
そろそろ卒業のシーズンですね、みなさま卒業旅行の旅程は計画されていますか?この度タウンミーティングは新事業を始めます。タウンミーティングのツアリズム。従来の旅行会社ではできない体験を旅をしながら、作品を作ったり思考を深めながら、オーガナイズします。日帰りはもちろん、一泊2日、長期滞在も。興味を持たれた方は是非、当日は簡単な説明会を開催いたします。どなたでもお気軽にどうぞ!

CSLAB
CSLABは、学生たちが自ら学ぶ事を捉え直し、実践するための場です。
「わがままなまなび」を合い言葉に学生が中心となって、これまでに無い授業を行ったり、シンポジウムやワークショップ、作品展示やパフォーマンスを行うなど、領域を超えて自由な発想で活動し、自分たちの望む教育を実践しています。企画、運営は学生が行っています。HP:http://cs-lab.zokei.ac.jp/

時山 桜/ 絵画2年
竹田 蓮瑠人/ 映画2年
五来 正樹/ インダストリアルデザイン1年
佐藤 亜耶花/ 絵画1年
小山 友也/ 絵画修了
石川 竜之介/ 映画卒業
森尻 尊/ 彫刻中退

西村有未|Yumi Nishimura
1989年東京生まれ。2014年東京造形大学美術学科絵画専攻領域卒業。現在、京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修士2年在学。主な個展に、12年「毛わらと油」(美術出版社ビューイングスペース/東京)、13年「例えば祖父まで、もしくは私まで。こんもり出現」(TWS本郷/東京)、15年「場面集と地面色の人」(CSLAB,mime/東京)。グループ展に、10年「現役美大生の現代美術展 -Produced by X氏」(Kaikai Kiki gallery, Hidari Zingaro/東京)、12年「トーキョーワンダーウォール2012」(東京都現代美術館 企画展示室1階/東京)、「Code Color Museum Project Install art works in the parking lot」(幕張新都心地下第二駐車場/千葉)、14年「三菱商事アート・ゲート・プログラム 2013年度奨学生作品展」(EYE OF GYRE/東京)など。パブリッ
クコレクションに山梨学院大学。

イベントイメージ「壁向うの主張」制作