芸術に関わり働くことについての連続講座「雲を拾う」第三回
〈冊子:近いうちに選択を迫られること〉
2月14日(金) 17時
ゲスト:吉澤弥生(社会学者)
会場:CSLAB
「雲を拾う」は芸術に関連した働くことへの分からなさを再検討し、努力や能力という結論に収斂させずに自身の言葉で話すことをめざす連続講座です。
芸術に関わる際の労働条件や立場の複数性、働き方、温存されている差別構造など現状への多角的な認識を図るため、芸術社会学を専門とする吉澤弥生さんによるレクチャーから第一回を始めました。
以後、それぞれの関心・疑問について取りうる具体的な行動について参加者で話し合い、冊子を作ることになりました。
第三回では「近いうちに選択を迫られること」について作った冊子の発表とそれに関する相談やフィードバックを行います。
これは手引きのように共有できる、差し迫った状況への向き合い方でもあります。
これまで参加していない方も大歓迎です!
ゲスト情報:
吉澤 弥生
共立女子大学文芸学部教授。専門は芸術社会学。労働、政策、地域、運動の視座から現代芸術を研究。
近著に「芸術労働者の権利と連帯」『未来のアートと倫理のために』(山田創平編著、左右社、2021)、「アートはなぜ地域に向かうのか ー『社会化する芸術』の現場から」『フォーラム現代社会学』18号(関西社会学会、2019)、単著『芸術は社会を変えるか? —文化生産の社会学からの接近』(青弓社、2011)、調査報告書『続々・若い芸術家たちの労働』(2014)など。