水田紗弥子《展覧会を考える:鍵のかかった部屋から林をつくる実践へ》

>> 20/01/14 5:37 PM up

[ゲスト・レクチャー]

3月18日[水]  14:00-16:00 ※新型コロナウィルスの影響により延期となりました。

ゲスト講師:水田 紗弥子

《展覧会を考える:鍵のかかった部屋から林をつくる実践へ》

 

「作品をどのように見せるのか」「展覧会をつくるとは何なのか」「何を展覧会と捉えるのか」について事例と共に紹介し、新たな考えに接続する試みとしたい。

展覧会についての思考の歩みを振り返ってみると、私の場合、アンネ・フランクの「アンネの日記」があり、宮沢賢治の「虔十公園林」がある。韓国の蔚山(ウルサン)で訪れた古代遺跡の盤亀台岩刻画があり、小さい頃に訪れた庭園美術館の藤田嗣治展、10代から20代前半に各地で見た難波田史男の作品がある。そして古本屋や洋服屋での展示があり、13万本のペットボトルや30箇所の避難所から成る作品の制作にも携わった体感がある。

力強い現代アートの現場を隅から支えることが私の仕事だが、同時に、儚いもの、周縁にあるもの、ネガティブなものごとなどが常に関心にあり、内にこもることができる「鍵のかかった部屋」をそっと覗き、訪れることも私の重要な仕事のひとつである。(水田 紗弥子)

 

水田 紗弥子(みずた・さやこ)

フリーランスにて現代アートに関する展覧会、フェスティバル、アートアワードなどの企画・運営、コーディネートに携わる。企画した主な展覧会として「Alterspace – 変化する、仮設のアート・スペース」(アサヒ・アートスクエア、2014年)、「皮膚と地図:4名のアーティストによる身体と知覚への試み」(愛知芸術センター、2010年)などがある。2015年から東京造形大学非常勤講師。

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