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うらあやか

写真加工で顎を削るために歪み圧縮された、空間であった部分。例えば絵画の中にのみ存在する光を思考することを頼りに、写真に発生した圧縮空間に目を向けてみよう。顎を削ることで現れたブラックホール。写真の中にある空間と人体らしき図像のせめぎ合いによって、人の姿が画面に現れる。例えば、セザンヌみたいな地と図の(そして同時代のある一定の年齢層に共有された「美しさ」に基づいたその域値の)せめぎ合い。撮影され像となった身体には地も図もない。こと自撮りにおいては空間を身体に巻き込んで自撮りの顔の加工にはそういうことがまじ普通に起こってる。すごい繊細な作業。美しさと気色の悪さの間にある、顔の造形に関わる集合知としての「かわいい」と、それを学習するAI。それはそうと、自撮りをメンヘラとか思ったり、女の写真とあればエロさを判断したりする呪いがはよとけるといーよねえ。